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2019年の秋、下北沢でライブをしたとき、沢山の友人、知人が来てくれました。その中には、旧姓宮沢さんもいました。彼女は同じ大学の友人たちと久しぶりに会い、語らい、楽しそうでした。しかしその時、彼女はすでに膵臓癌を患っていました。そして、それから数か月で天に旅立ってしまったのです。私と大倉氏は、大学時代、同じサークルでした。（私の妻もそうです）みな同じ時代を生きた仲間だったわけです。ライブで楽しそうにしていた宮沢さんの姿は、今も録画した映像に映っています。

彼女のために大倉氏が曲を作り、リモートで演奏して編集したのが、ここで紹介した「僕たちの日記」です。このような背景を理解したうえで聴いてくださるなら、私たちの伝えたいこともわかってもらえると思います。

この曲は、2021年秋、町田で無観客ライブ（Youtube同時配信）でも演奏しました。そしてかつての仲間たちが、それを聴き、一緒に涙しました。